いま、電線業界で女性はどんなふうに働いているの?
そんな気になる働く場について、
各社の“女性が働きやすい工夫”を教えてもらいました。
そんな気になる働く場について、
各社の“女性が働きやすい工夫”を教えてもらいました。
昭和電線ホールディングス(2023年4月よりSWCC)は、多様性を活かした組織づくりのため、2021年4月に、女性活躍推進プロジェクトを発足し、少数派である女性を応援する取り組みを始めました。愛称「SWCCarat」カラットは、社員投票によるもので、当社グループで働くことにより、一人ひとりがそれぞれ輝きを放ってほしい、という願いが込められています。
古河電気工業には、4千人を超える方が働いています。うち女性は12%です。同期入社であっても、それぞれの勤務地が分かれてしまうと、なかなか会う機会がありません。男性が多い職場環境にあり、女性ならではの悩みなど、女性同士で話せる交流機会を積極的に設けて、一人ひとりがいきいきと活躍することで、会社が持続的に成長することを目指しています。
矢崎エナジーシステムでは、従業員一人ひとりの考えを尊重し、個人が持つ能力を最大限発揮できる職場環境の実現に取り組んでいます。このために、従業員が一定のキャリアに達すると、自らが描く将来像に合わせ、自分で進むキャリアを選ぶことができる等級制度を整えました。このような取り組みにより、管理職を目指す女性従業員数が増えてきています。今後も、男女ともに働きやすい職場環境の実現のため、従業員がそれぞれのライフステージに合わせ柔軟な働き方が選択できる、育児・介護制度、配偶者の国内外転勤などにより退職した従業員が復帰できるジョブリターン制度などの活用を進めていきます。また、男女共同参画に向けた社内啓蒙活動に積極的に取り組んでいきます。
住友電工グループは、社員の多様性を尊重し、一人ひとりが持てる能力を最大限に引き出すことで、グループの総合力が発揮されると考えています。住友電工グループでは世界約40以上の国・地域で28万人以上の人材が活躍しており、グローバル男女社員比率では52%が女性で、女性管理職比率は13%です。特に日本国内では、女性はライフイベントの影響を受けやすいことから、女性社員の出産育児というライフステージを応援する、5回の対話プログラムを導入しています。子どもを育てながら、やりがいのある仕事に意欲的に取り組みたい女性社員が、自らの能力を最大限発揮できるプログラムを活用し、たくさんの実績をあげています。
タツタ電線では、「当社が持続的に成長・発展するために、多様な人材が適材適所で生き生きと力を発揮する活力ある職場環境を形成する。」を目標とし、ダイバーシティ&インクルージョンに取り組んでいます。現在はスタートアップ企業との共創として、工場内の重量物運搬作業に関する技術の開発を行っています。電線の製造職場では重量物も多く、作業者の負担が大きい部分もあり、男性が多い職域なので、このような技術により、製造職場でも男女や世代に関わらず活躍できるような職域としていきたい、と考えております。
フジクラでは、ライフイベントとキャリアを両立しやすい職場環境整備に力を入れてきました。2017年から在宅勤務制度の運用を開始し、2021年1月には「テレワーク勤務制度」として制度を刷新しました。コロナ禍で制度利用者が急増し、利便性や有効性が実証されたことから、利用上限日数の撤廃、制度対象者の拡大等を行いました。育児期の女性にとっても活用しやすい制度となったことから、フルタイムで育休からの復職を果たす女性社員もおります。働きやすさをベースとしながら、働きがいも高まるような職場環境整備を今後も推進してまいります。
ギモンに思っていたことのヒントになりましたか?
ここでご紹介した取り組みは、ほんの一例。その他にも、
さまざまな制度・取り組みに力を入れていて、まだまだ発展中です!
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さまざまな制度・取り組みに力を入れていて、まだまだ発展中です!