地下鉄内に、“電波を届ける電線”が!
アンテナなのに…電線?
地下鉄内に電波を届けるアンテナ、
その名も「漏えい同軸ケーブル」と言います。
塔型のアンテナでは狭い地下に設置することはムズかしく、複雑に曲がりくねったトンネル内で電波をうまく届けることも困難。そこで、建てるのではなく“張りめぐらせる”という発想で生まれたのがこの漏えい同軸ケーブルなんです。
電波が届く仕組みとは
漏えい同軸ケーブルには、一定間隔で電波を放出する窓(スリット)が空いています。そのスリットから電波を漏らすことで、うねうねと曲がりくねった地下鉄内のどこにでもうまく電波を届けることができるのです。
地下鉄でスマホを使えるのは、
漏えい同軸ケーブルがあるからだったんだ!
こんなところでも、電線が活躍してるんだね。