クマゼミの産卵が、
通信障害の原因に!
通信障害を引き起こす
クマゼミとは?
夏の風物詩であるセミですが、近年クマゼミというセミが通信障害の原因になっているのはご存知ですか?クマゼミは元々西日本を中心に生息していましたが、温暖化などが原因で日本本州でも増加。メスはお尻に太い産卵管を持っていますが、なんと光ファイバケーブルを産卵に適した枝と間違えて卵を産み付けてしまうのです!
そして、その傷ついた光ファイバケーブルが原因となって、インターネットや電話の通信障害が起きてしまうんですね。
クマゼミから光ファイバ
ケーブルを守れ!
クマゼミの産卵管から光ファイバケーブルを守るために、技術者たちも負けてはいません。ケーブルを守るための被覆材を、コンパクトな形状を保ちながらもより硬いものにし、構造も修正。また、クマゼミの「生木には産卵しない」という習性に着目し、生木に近い素材を被覆材にするなどしました。すると、クマゼミによる被害は見事に激減!クマゼミが生息する地域ではこの新しく開発された光ファイバケーブルを使うことで、今ではクマゼミと共生できるようになりつつあるのです。
屋外の電線は、自然の生き物からも
守らなくちゃいけないんだ!
頑丈で環境にも優しい電線が、
みんなの暮らしを支えているんだね。