DISCOVERY DENSEN

発見DEN!BASIC編 BASIC:001 どこにでもある電線は何でできているの?

電線のアイコン 「どうして銅なの?」 ヒミツ発見!!

電線は
銅やアルミでできている!

hakkenIcon_01 銅とアルミは
「金メダル級」!?

電線のまん中にある「導体」は、効率よく電気を流すために電気抵抗の小さい金属=導電率の高い金属が選ばれています。電線によく使われている軟銅の導電率を100%として他の金属とくらべてみると、金は72%・鉄は5.1%・銀は106%・アルミニウムは61%です。
導体えらびではお値段も重要なポイントです。
銀は銅より6%導電率がたかいものの、値段はおよそ90倍以上になってしまいます。銅やアルミニウムは導電率の高い金属の中でも経済的です。
とくに銅は、電線を作るにあたって大切なふたつのポイントをクリアした「金メダル級」の金属なのです!

表彰台に上がっているイラスト「お値段、導電率ともに金メダル級なんだね!」

hakkenIcon_02 電線って太いけど
重くないの?

電線はその使いみちで導体を選びます。
銅線とアルミニウム線で同じ量の電気を流すためには、銅の方がアルミニウムよりも導電率が高いため、銅線はアルミニウム線より細くなり、曲げやすくなります。
でも、重さでくらべると銅はアルミニウムの2倍。

電線を持ち上げているイラスト「材質によって太さ・重さも変わるんだ!」

銅もアルミニウムも硬貨や調理器具などに使われている身近な金属です。
しかし、電線に使われている金属はこれらの製品よりも電気抵抗をへらすため、より高い純度のものが使われています。
電線には10円玉よりもやかんよりもぴかぴかの銅が入っているのですね!

電線を調べているイラスト「電線に使うには純度が大切!」

今回のまとめ! To summarize

電線のまん中で電気を流す
「導体」はロスが少なく
経済的な銅とアルミが
選ばれているんだ!