電線は
銅やアルミでできている!
銅とアルミは
「金メダル級」!?
電線のまん中にある「導体」は、効率よく電気を流すために電気抵抗の小さい金属=導電率の高い金属が選ばれています。電線によく使われている軟銅の導電率を100%として他の金属とくらべてみると、金は72%・鉄は5.1%・銀は106%・アルミニウムは61%です。
導体えらびではお値段も重要なポイントです。
銀は銅より6%導電率がたかいものの、値段はおよそ90倍以上になってしまいます。銅やアルミニウムは導電率の高い金属の中でも経済的です。
とくに銅は、電線を作るにあたって大切なふたつのポイントをクリアした「金メダル級」の金属なのです!
電線って太いけど
重くないの?
電線はその使いみちで導体を選びます。
銅線とアルミニウム線で同じ量の電気を流すためには、銅の方がアルミニウムよりも導電率が高いため、銅線はアルミニウム線より細くなり、曲げやすくなります。
でも、重さでくらべると銅はアルミニウムの2倍。
銅もアルミニウムも硬貨や調理器具などに使われている身近な金属です。
しかし、電線に使われている金属はこれらの製品よりも電気抵抗をへらすため、より高い純度のものが使われています。
電線には10円玉よりもやかんよりもぴかぴかの銅が入っているのですね!
電線のまん中で電気を流す
「導体」はロスが少なく
経済的な銅とアルミが
選ばれているんだ!